車いす図鑑・基礎知識

軽量車いすとは?「軽い車いす」と「押しやすい車いす」の違い

軽量車いすとは?「軽い車いす」と「押しやすい車いす」の違い

車いすを選ぶ際、「軽量タイプ」という言葉を目にすることがあります。
しかし、車体が軽いことと、押しやすいことは必ずしも同じではありません。
それぞれの特徴を理解し、使用環境や目的に合った車いすを選ぶことが大切です。

❚ 軽量車いすとは

軽量車いすとは、車体重量を抑え、持ち運びや積み込みがしやすいよう設計された車いすです。
なお、「軽量」の基準はメーカーによって異なります。

カワムラサイクルでは、自走用・介助用ブレーキ付き・座幅40cm仕様で、車体重量12kg未満のモデルを軽量タイプとしています。

▶ 関連ページを見る / 製品情報 #軽量タイプ

❚ 軽量車いすがおすすめの方

  1. ・車への積み込みが多い方
    ・ご家族や介助者が持ち運ぶ機会が多い方
    ・外出や旅行を楽しみたい方
    ・収納や持ち運びのしやすさを重視する方

▶ 関連ページを見る / 収納しやすさで選ぶ車いす

軽量車いすは、持ち上げる機会が多い方にとって大きなメリットがあります。

❚ 「軽い」と「押しやすい」は違います

「軽量車いすなら軽く押せる」と思われがちですが、実際には車体重量だけで押しやすさは決まりません。
押しやすさには、次のようなさまざまな要素が関係しています。

  1. ・フレームの剛性(たわみにくさ)
    ・重心バランス
    ・タイヤの種類や空気圧
    ・キャスタの性能
    ・車輪の回転性能
    ・利用者の体重

つまり、車体が軽くても、押したときの操作感が必ずしも軽いとは限らないのです。

❚ 押しやすい車いすとは

押しやすい車いすとは、介助者が少ない力でスムーズに操作できるよう設計された車いすです。
例えば、

  1. ・フレームの剛性が高い
    ・直進性が良い
    ・タイヤの転がり性能が良い
    ・小さな力で方向転換しやすい

などの特徴がある車いすは、長時間の介助でも疲れにくく、快適に操作できます。

❚ どちらを重視すればいい?

目的によって、重視したいポイントは異なります。

  1. 車への積み込みや持ち運び ▶ 軽量車いす
  2. 介助者がラクに押したい  ▶ 押しやすさを重視した車いす
  3. 外出が多い        ▶ 軽さと押しやすさのバランスが良い車いす

ワンポイント

軽量車いすは「持ち運びやすさ」に優れた車いすであり、「押しやすい車いす」とは異なります。

持ち上げる機会が多い方は軽量性を、介助時の負担を軽減したい方は操作性や押しやすさを重視するなど、利用シーンに合わせて選ぶことが大切です。

軽量車いすを選ぶ際は、重量だけで判断するのではなく、実際の操作性も確認することをおすすめします。
展示会やショールームなどで試乗し、
・押しやすさ
・曲がりやすさ
・段差の乗り越えやすさ
・持ち上げやすさ

を確認すると、ご自身の利用環境に合った一台を選びやすくなります。