スリムタイプの車いすとは?
❚ スリムタイプの車いすとは?
スリムタイプとは、全幅(車いすの左右外側の最大幅)が小さい車いすのことです。
全幅がコンパクトになることで、狭い廊下やドア、室内での取り回しがしやすく、ご自宅や施設など限られたスペースでも快適に使用できます。
なお、「スリムタイプ」の基準はメーカーによって異なります。
カワムラサイクルでは、
- ・自走用:全幅60cm以下
・介助用:全幅57cm以下
の車いすをスリムタイプとしてご用意しています。
❚ スリムタイプはこんな方におすすめ
- ・廊下や室内のスペースが狭いご自宅で使用する方
・ドアの出入りが多い環境で使用する方
・エレベーターや施設内で小回りを重視したい方
・車いすをできるだけコンパクトに使いたい方
全幅が小さいことで、日常生活の中で「通りにくい」「ぶつかりやすい」といったストレスを軽減できます。
❚ 選ぶ際の注意点
スリムタイプを選ぶ際は、車いすの全幅だけで判断しないことが大切です。
例えば、ドアの開口幅が62cm、車いすの全幅が60cmの場合、一見すると問題なく通れそうに思えます。
しかし実際には、
- ・利用者の腕や肩幅
- ・自走時の肘の動き
- ・介助時の手の位置
- ・ドア枠や壁との余裕
なども考慮する必要があります。

そのため、寸法上は通れる場合でも、実際にはスムーズに通行できないことがあります。
車いすを選定する際は、可能であれば実際の使用環境を確認し、通路やドアの幅、旋回スペースなども含めて検討することをおすすめします。
スリムだから良いとは限りません
全幅が狭い車いすは取り回しに優れていますが、利用者の体格に対して座幅が狭すぎると、圧迫感や座り心地の低下につながることがあります。
そのため、「通りやすさ」と「快適な座り心地」の両方を考慮して選ぶことが重要です。
利用環境と身体に合ったサイズを選ぶことで、より安全で快適に車いすをご利用いただけます。
ワンポイント
「スリム=どこでも通れる」というわけではありません。
車いすの寸法だけでなく、利用者の身体寸法や操作時の動きも含めて考えることが、失敗しない車いす選びのポイントです。