サイズが合わないとどうなる?
車いすは「乗れればよい」というものではありません。
利用者の体格に合ったサイズを選ぶことで、正しい姿勢を保ちやすくなり、操作性や乗り心地、安全性の向上につながります。
反対に、サイズが合っていないと、身体への負担や介助のしにくさ、転倒などのリスクが高まるため、一人ひとりの体格や使用環境に合わせて選ぶことが大切です。
サイズが合わないことで起こりやすいこと
サイズが合わない車いすを使い続けると、次のようなリスクにつながることがあります。
- ・正しい姿勢を保ちにくくなる
・疲れやすく、長時間座っていられない
・肩・腰・首などに痛みが生じる
・褥瘡(床ずれ)のリスクが高まる
・車いすを操作しにくくなる
・移乗や介助がしづらくなる
・転倒や転落のリスクが高まる
| 現象 | 発生するリスク |
| シート幅が広すぎる | 身体が左右に傾きやすくなり、姿勢が崩れる。骨盤が安定せず、疲れやすくなる。 |
| シート幅が狭すぎる | 腰や太ももが圧迫され、痛みや褥瘡(床ずれ)の原因になる。衣類との擦れも起こりやすい。 |
| シート奥行が長すぎる | 膝裏が圧迫され、血流が悪くなる。深く腰掛けられず、背もたれから離れた姿勢になりやすい。 |
| シート奥行が短すぎる | 太ももを十分に支えられず、体重がお尻に集中して疲れやすくなる。姿勢も不安定になる。 |
| 前座高が高すぎる | 足が床やフットサポートに安定して接地しにくく、移乗や足こぎがしにくくなる。 |
| 前座高が低すぎる | 膝が高くなり姿勢が崩れやすい。立ち上がりや移乗にも力が必要になる。 |
| バックサポート(背もたれ)が高すぎる | 腕や肩の動きを妨げ、自走しにくくなることがある。 |
| バックサポート(背もたれ)が低すぎる | 上半身を十分に支えられず、姿勢が崩れやすくなる。 |
| フットサポートの高さが合わない | 足が浮いたり圧迫されたりして、姿勢の崩れやむくみ、痛みの原因になる。 |