車いすの機能・構造

制動ブレーキの種類

制動ブレーキの種類

車いすのブレーキは、用途や使用環境に応じて適した種類が異なります。
ここでは、バンド式、ドラム式、タッグル連動式についてそれぞれの特徴をまとめました。

❚ バンド式

特徴
車輪の中心部にあるドラムの外側を、ブレーキシューで締め付けて制動するブレーキです。
バンドブレーキは自転車にもよく使われているポピュラーなブレーキです。

メリット

  1. ・メンテナンスが比較的容易
    ・一般的な介助用車いすに広く採用されている

デメリット

  1. ・間の下り坂などではブレーキ性能が低下しやすい
    ・雨や泥などの影響を受けやすく、制動力が変化する場合がある

こんな方におすすめ

  1. ・平坦な道での利用が中心
    ・一般的な介助用途

❚ ドラム式

特徴
ドラム内部にあるブレーキシューを広げて、内側から制動するブレーキです。
自転車やバイクにも採用されている方式です。

▶ 動画を見る / ドラム式ブレーキ

メリット

  1. ・安定した制動力を発揮しやすい
    ・雨やほこりの影響を受けにくい
    ・摩耗しにくく、耐久性が高い
    ・下り坂でも比較的安心して操作できる

デメリット

  1. ・バンドブレーキより価格が高くなる場合がある
    ・構造が複雑なため修理費用が高くなることがある

こんな方におすすめ

  1. ・屋外での利用が多い
    ・坂道を走行する機会がある
    ・より高い制動力を重視したい

❚ タッグル連動式

特徴
介助ブレーキレバーを握ると、ワイヤで連結されている駐車用ブレーキを操作することができます。

メリット

  1. パーツ点数が少ない為、軽量

デメリット

  1. タイヤ表面にブレーキ板を当てて、タイヤの回転を抑制する為、タイヤの摩耗が著しい

こんな方におすすめ

  1. ・軽量にこだわっている方
    ・簡易的に車いすを利用される方